消毒に神経質な妻

私と妻は同い年、悲願だった始めての子供を授かったのは35歳のとき。
もともと妻は小さなことを気にしない、どちらかと言えば大雑把な性格だったのだが、子供を授かってからは変わってしまった。
周囲の友達や同僚は、とっくに親になっており、子育てを相談出来る人がいない。
始めて授かった子供のため大事なのは分かる、私もそうだから、しかし、妻は神経質になってしまい、買ったものは必ず消毒するようになった。ビニール袋に入っているモノなら、市販の消毒液を濡らしたタオルで拭けるのだが、袋に入ってない野菜や果物は必ず水洗い、芋など土が付いているモノは玄関に置き必要な時に取りに行く、これを私にも徹底させる。

診断のために子供を、いつも診てもらっている小児科クリニックへ連れて行こうとすると、
妻、「病院を変えたから」
私、「どうして」
妻、「ひどい目にあったから」
私、「何かあったの?」
妻、「注射を打ってもらったら赤く腫れたのよ」
子供の皮膚が赤く腫れたのは、注射を打つ前の消毒が原因。

自分が我が子のためにする消毒は良くて、医師が行う消毒はダメ、妻がオカシクなっている。
子供が生まれてからは、体が冷えるとの理由で私の家ではサラダ(生野菜)が食卓に出なくなった。
ウィルスが流行した今年、ウガイ・手洗い・消毒・マスクが推奨されると、妻は「そんなこと前からやってるわ」。

私が子供だった時は、家で遊ぶより外で遊ぶよう言われたものだ。
社会の中で生きていると、ウィルスを完璧に除去するのは不可能なこと。除去するのではなくウィルス等と共存しなくてはならいのだが、子供のことになると妻はヒステリックになるため、今は静観するしかない。